大学のレポートをAIチェッカーで確認する手順
このページのAIチェッカーは、LumenWriteの無料AIチェッカーに、大学のレポートを提出前に確認するためのアドバイスを添えたものです。レポートには、長さ、引用、大学で求められる硬い文体といった特有の悩みがあります。次の手順で確認すれば、実際に使える結果が得られます。
- 長いレポートは分けてチェックする。1回でチェックできるのは最大200語(1〜2段落ほど)です。長いレポートや卒論は、序論、本論を1〜2段落ずつ、結論、というように区切って確認しましょう。区切るのは段落の切れ目にして、議論の途中では切らないでください。
- 1回分は40語以上にする。それより短いとスコアが出ません。1段落だけでは、1つの節全体に比べて手がかりがずっと少なくなります。
- 表紙と参考文献リストは外す。どちらもあなた自身が書いた文章ではないので、あなたの書き方についてAIチェッカーに何も教えてくれません。
- スコアだけでなく赤い文を読む。どこを見直せばいいかが、文単位でわかります。
同じ手順は、卒論や論文、そのほかの長い課題にも使えます。区切った1つ分につき、チェックを1回使います。アカウントなしなら1日5回、無料アカウントを作ればさらに多くチェックできます。なお、このAIチェッカーは英語の文章で最もよく機能します。日本語で書いたレポートもチェックできますが、スコアの信頼性は下がります。
引用や出典表記を含むレポートのAIチェック
引用した文章はあなたが書いたものではないので、スコアをどちらの方向にも動かすことがあります。教科書の整った定義はAIらしく読めるかもしれませんし、小説の一節は人間らしく読めるかもしれません。どちらも、あなた自身の文章については何も語っていません。
- 長いブロック引用はチェックの前に外し、その前後にある自分の文章をチェックしましょう。
- (Smith, 2020) のような短い本文中の出典表記は残してかまいません。あなたの文の一部だからです。
- 原文に近い言い換えには、出典の文体が残ることがあります。言い換えた部分が赤くなったら原文と見比べて、もう少し自分の言葉で言い直してみましょう。
レポートや論文の硬い文章がAIと判定されやすい理由
学術的な文章には、AIチェッカーがAIと結びつけるクセの多くがもともと求められます。中立的な語り口、決まったつなぎの言葉、整ったトピックセンテンス、慎重にぼかした言い回し。評価基準にきっちり沿って書くほど、レポートは予測しやすい文章になりがちです。これが誤判定(偽陽性)で、真面目に書いた学生にも実際に起きています。
| レポートのクセ | AIらしく読める理由 | 試してみること |
|---|---|---|
| どの段落も「Furthermore」「In addition」(日本語なら「さらに」「また」)で始まる | 同じ決まったつなぎの言葉が、毎回同じ位置に来る | 大半を削り、論理の流れそのもので段落をつなぐ |
| どの文もほぼ同じ長さ | 均一なリズムは、AIチェッカーが見るパターンの1つ | 短い文と長い文を混ぜる |
| 例のない大まかな主張 | 一般論は、AIが何も指示されないときに書く文章そのもの | 数値やページ番号、授業で扱った例を加える |
| 最後の段落が序論の繰り返し | AIの下書きは、それまでの内容のまとめで終わることが多い | 自分の判断や、まだ答えの出ていない問いで締めくくる |
ChatGPT対応AIチェッカーのページでは、こうしたクセをさらに紹介し、どれも単独では証拠にならない理由を説明しています。
研究では、英語を母語としない人が書いたエッセイは、母語話者のエッセイよりはるかに多くAIと判定されることもわかっています(Liang et al., 2023)。英語でレポートや論文を書くときは覚えておきたい点です。ほかの原因と対処法は自分で書いたのにAI判定される理由をご覧ください。
レポートが赤く判定されたときの対処法
赤い結果は判決ではありません。AIらしく読める文を指し示しているだけなので、まずはそこから見直しましょう。
- 自分の言葉で書き直す。赤い文を1つずつ声に出して読み、友人に説明するつもりで書き直してください。単語を類義語に置き換えるだけでは足りません。自分にしか加えられない具体的な内容を入れて、言い方そのものを変えましょう。
- もう一度チェックする。書き直した部分をAIチェッカーにかけ、何が変わったかを確かめます。
- 下書きを残しておく。アウトライン、メモ、以前の版を保存し、Googleドキュメントのように変更履歴が残るツールで書きましょう。誰かにレポートを疑われたとき、レポートができあがっていく過程の記録は、どんなAIチェッカーのスコアよりも多くを語ります。
- AIの利用に関する大学のルールに従う。課題の一部でAIを使ったなら、その授業でAIの利用が認められているか、どう申告すればよいかを確認してください。
授業でAIの利用が認められているなら、英語のレポートに限り、LumenWriteのAIヒューマナイザーでAIを使った下書きを自然な文章に書き換えられます。(Smith, 2020) のような本文中の出典表記は書いたとおりに残し、参考文献リストには手を加えません。大学から求められた場合は、AIをどう使ったかを申告してください。
大学のAIチェッカーとスコアが違うとき
大学はそれぞれ独自のツールと方針を使っています。たとえばTurnitinには「AIライティングレポート」があり、AIが生成した可能性があると同社のモデルが判断した部分の割合を示します。LumenWriteのスコアはその逆で、人間らしく読める部分の割合を示しています。しかも、別のモデルから出た数字です。
そのため数字は一致しませんし、ここで緑だったからといって、大学のツールでも緑になるとは限りません。Turnitin自身のガイドも、同社のAI文章の判定は文章を見誤ることがあり、学生に不利益な措置をとる唯一の根拠にすべきではないとしています。大学がAIチェッカーをどう使っているかわからなければ、担当の先生に尋ねるか、大学の学術的誠実性(アカデミック・インテグリティ)に関する方針を読んでみてください。